伊豆鹿のTRPGシナリオ置き場とか

伊豆鹿のTRPGシナリオ置き場とか

自分たちだけじゃできないシナリオをフリーで置いときます。シノビガミは基本ルルブからのシナリオとなります。

シノビガミシナリオ 引かぬ波 退魔編 協力型 4~6人   中忍頭推奨(上忍、中忍も可) 利用フリー

 

本シナリオはフリー作品として公開しています。商業利用以外改造、使用も自由です。

 

退魔編協力型4~6人中忍頭推奨(中忍、上忍も可。ただし難易度が激変になると思われます。中忍だけはたぶん無理です。)サイクル変動型(最短2サイクル、最大5サイクルまで)となっています。また今回事前にPLには比良坂が一人いた方がいいということとある背景を持っているとメインフェイズが有利になることを伝えてください。また今回は非常にメインフェイズの立ち回りが重要となっています。あとGM処理も大変です。基本書いてあるのは最低限言ってほしいだけのものなのでNPCのキャラ付けは各自お願いします。

 

 

 導入

 ある八月、ここは海沿いの小さな町、夏奈町(かなまち)あなたたち忍びは休暇として知り合い同士、集団でなんとなく昔来たことあったこの町を訪れました。そこで数日間あなたたちの泊まる民宿を中心にひと時の満ち溢れたスローライフが始まります。

初日の日の夜、食事時あなたたちは広間で他の宿泊者たちに挨拶をします。

NPCの紹介とPCの紹介も行います。

 

松崎「いやあようこそ来てくださいました。先ほどもご紹介させていただきましたが、この民宿を経営している松崎です。どうぞごゆっくりしていってください。」と笑顔で料理を運んできます。 (NPC1【使命】公開)

 

横のテーブルの話し合いを行っていた人がこちらに来て名刺を渡してきます。

堂ヶ島「はじめまして。堂ヶ島です。私は作家をやっております。実は最近ネタに困っておりまして、もしよろしければお話しを聞かせてもらえたりできますでしょうか。」

土肥「先生打ち合わせ中にいきなり何してるんですか!余り他の人に迷惑かけないでください。」ともう一人の男が席に座らせます。あなたたちは堂ヶ島が近年注目されている。小説家にそのような人物がいたことを思いだします。(NPC2,3の【使命】公開)

 

向かいの机には二人の少女がおり片方がせき込んでるところをもう一人がさすっています。

松崎「あの子はうちで働いてる子と、もう一人はうちの知り合いから預かってる子なんですよ。病弱でして夏の間の療養としてうちに来てるんですよ。」二人はこちらを見て軽く会釈してきます。 (PC4、5の秘密公開)

ここで各PC自己紹介と【使命】公開です

    

雲見は石部に肩を貸されながら部屋に戻っていきます。

 

そしてPC達がこの町に来て数日の時が経ちます-

あなたたちはこの数日間ですっかりNPC達とすっかり打ちとけて今では一つの大きなテーブルを囲んで食事をするほどの仲となりました。

松崎「いやあ、今朝獲れた伊勢エビに続いて、夜はタカアシガニですよ。どっちもここしばらく獲れませんでしたので中々運がいいですねえ。」

と嬉しそうに食事を出してきます。

石部「明日は浜辺で花火大会もありますし、皆さんで行きましょう。」

と元気よく机に乗り出して言います。

土肥「いいねえ!」 と賛同しています。

堂ヶ島「あなた達は明後日帰るんですよね。良かったらどうです?」と誘ってきます。

 

最後に雲見は「私はちょっと調子悪いから自分の部屋からみるわね。」

石部はちょっと残念そうです。また松崎は雲見を気にして残るようです。

最後にタカアシガニカニみそをかけてじゃんけんを行いました。勝ったのは石部でした。

食事が進む中PC達はここ数日の思い出を話しに出します。以降PC達の行動に入ります。

 

1サイクル目

ただし1サイクル目は思い出として過去を回想するいう事となります。

1サイクル目はNPCの【情報】は調べられません。

また1サイクル以降も【感情】を結ぶときは回想として扱ってください。

 

シーン表 

2.民宿 今日の夕飯なんやろな?

3.小さな食堂 メニューは海鮮系中心だ。

4.岡 ここから町全体が見渡せる。

5.ひまわり畑 日光がサンサンと降り注いでいる。

6.浜辺 小さいがきれいだ。小学生が遊んでいる。今日は満潮だ。

7.資料館 どうやら鯨について展示してあるらしい。

8.公衆トイレ 何故だか最新式だ。自動洗浄、消臭機能付き。

9.漁港 今日はもう漁は終わっている。魚目当てに猫が集まっている。

10.畑 みずみずしい夏野菜ができている。

11.沢 このまま海につながっている。沢に沿って商店が並んでいる。

12.森 小学生の仕掛けた虫用の罠がある。また中央には大きな蛇型の岩がある。

 

1サイクル終了

夕飯を食べた後PC達はそれぞれの部屋に戻り眠りにつきます。

 

マスターシーン

朝、何か違和感を感じながらPC達は目を覚まします。

食堂に来ると松崎があなたたちに話しかけます

松崎「いやあ、お客さんは運がいいねえ!実は今朝久しぶりに伊勢エビとタカアシガニがとれたんだよ。明後日に帰るんでしょう記念に朝食と夕食におまけとしてだしますよ。」

(ここで背景【時の旅人】所持者は自分たちが帰るのは明日では?と疑問に思います。)

朝食時皆さんは仲良く食べていますが雲見だけ様子がおかしいです。何かに動揺しているそうです。またPCたちは何か忘れているような気がします。

ただ明後日までしかここにはいられないということしか思い当たりません。(PLが何と言おう)食後あなたたちは残り少ない夏の休暇の中出かけていきます。

 

2サイクル開始  

NPCの秘密が調べられるようになります。ただし【感情】を結ぶときは回想(過去のこと)して扱います。雲見を出す場合はシーンに石部が付き添って登場させましょう。(病で一人動けないので。)

 

GM 2サイクル以降の処理について

PC4の【秘密】を所持していないまたは【時の旅人】未所持のPCはマスターシーンでそのサイクルの【感情】判定以外の操作がなかったことになります。(感情はそれ以前に持ってたということになるので)PC達は同じ時間をタイムリープしているので【秘密】など各サイクル終了時未取得状態になります。ただしPCの【生命力】は継続します。(PCが寝込まないとか抗いそうなRPをしても深夜になったらいきなり気を失わせて時をリセットさせてください。)

またNPC5とNPC1の【秘密】を所持したPCにはNPC1の追加の秘密をNPC2とNPC3の【秘密】を所持したPCにはNPC2の追加の秘密を渡してください。(感情共有や【怪文】などで【秘密】がばらまかれたとして使用者が追加の【秘密】を入手していても、対象者が双方の【秘密】を所持していなければ、対象者は追加の【秘密】を取得できません。)サイクル終了時NPC2の追加の秘密を全PCが所持していたらクライマックス突入です。

NPCはメインフェイズは戦闘仕掛けられた場合一般人扱いです。特技とかダイス振って適当でいいです。

 

 

 

2サイクル以降クライマックス突入条件が未達成の終了時

マスターシーン

 

松崎「いやあ、今朝獲れた伊勢エビに続いて、夜はタカアシガニですよ。どっちもここしばらく獲れませんでしたので中々運がいいですねえ。」

  と嬉しそうに食事を出してきます。

石部「明日は浜辺で花火大会もありますし、皆さんで行ってきたらどうです?」

 と言います。

土肥「いいねえ!」 と賛同しています。

堂ヶ島「あなた達は明後日帰るんですよね。良かったらどうです?」と誘ってきます。

 

雲見「 私はやめておきます、、」と言いました。

石部はちょっと気分が悪そうです。また松崎は雲見と石部を気にして残るようです。

最後にタカアシガニカニみそをかけてじゃんけんを行いました。

勝ったのはPC(NPC1の【秘密】を所持、追加の秘密を所持していなくても)と石部です。

つまり山分けです。追加【生命力】スロット1点獲得します。

そして夕飯の後PC達は眠りにつきます。(誰がなんと言おうと)

 

ここで前述通りNPC4の【秘密】か【時の旅人】の所持者以外は【感情】以外の取得した【情報】を失います。

 

何か違和感を感じながらPC達は目を覚まします。

食堂に来ると松崎があなたたちに話しかけます

松崎「いやあお客さんは運がいいねえ!実は今朝久しぶりに伊勢エビとタカアシガニがとれたんだよ。明後日に帰るんでしょう記念に朝食と夕食におまけとしてだしますよ。」

(ここで背景【時の旅人】所持者またはNPC4の【秘密】所持者は自分たちがタイムリープしていることを把握します。)

朝食時皆さんは仲良く食べていますが雲見の様子がおかしいです。何かに動揺しているそうです。しかしながらPCたちの中には何か忘れているような気がしてならないPCもいます。ただ明後日までしかここにはいられないということしか思い当たりません。(PLが何と言おう)食後あなたたちは残り少ない夏の休暇の中出かけていきます。

 

5サイクル 終了時までクライマックス突入条件を満たさない場合。

マスターシーン

翌日に進み雲見が抜け殻のような状態で倒れ死亡しているのが部屋で発見されます。松崎と石部は悲しみにくれてただほっといてくれといいます。また堂ヶ島と土肥は姿が見えません。あなた達は心に大きなわだかまりを抱えたまま日常に戻るでしょう。

セッションは終了です。

 

5サイクル終了までにPC2の追加の【秘密】を全PCが所持したサイクルの終了時クライマックスに突入します。

マスターシーン

時間は午後11時民宿の裏手の森に人影が現れるそれは森の中心にある蛇のような岩の裏側に消えていった。なんと裏には洞窟があった。洞窟の中現れたのは堂ヶ島である。洞窟の最奥には大きな広間があり地面には術式が描かれている。途端堂ヶ島の体から大きな獣の形をした獣が大きな鉤爪を立てながら現れ術を唱え始めた、しかしその詠唱は不意に打ち切られた。複数もの影がどこからか襲いかかったのだ。獣は吹き飛ばされ堂ヶ島の体から完全に切り離された。主の危機を知り鬼童が駆けつけてきた。その後ろから松崎が追ってきた。そこには獣を襲った黒い影、PC達がいた。獣は松崎を睨みこう言った、

「もうすぐでお前の力を利用して、我がこの世に名を轟かせる妖魔になれたのに。こうなれば実力行使だ。お前を直接取り込ませてもらう。」

松崎「この条件なら勝機はある。勝負だ。」

あとPC各々好きにRP

戦闘開始です。(平地)

戦闘参加はPCたちと松崎(黒大蛇)と鬼童(P191)と過助熊です。

松崎は基本ランダムプロットですがそれ以外の行動はPC達にきめさせていいです。

 

松崎(黒大蛇)ハグレモノ 上忍 【生命力】11(忍法の効果で)

《仕込み》《怪力》《生存術》《盗聴術》《分身の術》《対人術》《伝達術》《封術》

【接近戦攻撃】《分身の術》

【頑健】P84

【金剛】《生存術》P94

【影分身】《分身の術》P94

【囮方】《分身の術》P95

涅槃寂静式金剛杵】《封術》P113

【移動大伽藍「涅槃」】P113

【奥義】 満蛇(まんみつ)【範囲攻撃】《怪力》大蛇の尾のオーラで周りを薙ぎ払う

     毛量跋扈(もうりょうばっこ)【絶対防御】《分身の術》自身が分裂する。

 

過助熊  妖魔   【生命力】10(PC4人)、13(PC5人)、15(PC6人)

《針術》《怪力》《隠形術》《罠術》《召喚術》《言霊術》《憑依術》《呪術》

【接近戦攻撃】《呪術》

【霞網】《罠術》P82

【金棒】《怪力》P107

【龍星群】《召喚術》P107

【震々】P172

【夜雀】P172

【蛭子】P173

【奥義】暴食暴飲【完全成功】《呪術》周りの生気を吸い込む。

    潮の暴れ熊【範囲攻撃】《怪力》巨大化し暴れる。

 

戦闘終了

PC達敗北時

術が完成し過助熊は姿を消します。あとは5サイクルまでにクライマックス突入できないEDと同じです。

PC勝利時

過助熊「まさかな、こんな辺鄙な場所で尽きるとは思はなかったな。無念だな。」そう言って倒れ込みます。

もうすぐ過助熊は消滅するでしょう。(PC達に)RPは任せます。

最後に松崎は「ここの良さが解らないなんて、可愛そうなやつだな··」

と言い放ち過助熊は消滅します。

 

翌日

PC達は洞窟から出てくると柔らかな日が森に、町に差し込んできます。それは久しぶりに見る、初めての朝日でした。町に張られた結界もとけ、町の時間も流れ始めます。

 

宿に戻るとなんと雲見が一人で立って出迎えてくれます。もう呪術から逃れた彼女はもう大丈夫でしょう。浮かべているのは松崎とPC達を迎える満面の笑みです。

(因みに呪術の対象であった。雲見は事を理解しています。実は雲見の魂は洞窟の中の儀式場に縛られていました。あと妖魔から分離した堂ヶ島は松崎が担いでいます。)

早朝の台所は昨日までとは違う賑やかな声が響いています。

 

松崎「すみませんね。今日は漁に行けなかったので、まだ材料がありません。」

雲見「なら今日は畑から取れた野菜中心ですね。私も手伝います。」

畑から野菜を取ってきた石部も雲見の元気になった様子を見て喜んでます。

早朝の台所は昨日までとは違う賑やかな声が響いています。

 

時間はすぎて夜、花火大会のため全員は浜辺に集まっています。

あなた達、忍の一時の休暇は刻々と終わりの時間迫ってきています。浴衣姿の雲見がお礼を行ってきます。雲見「今でも信じられませんが。私がこうして今ここにいられるのはあなた達のおかげです。ありがとうございましす。」と会釈し向こうで手を振っている石部の方へ走っていきます。

松崎「あなた達を頼ってよかった。私はこれからもこの街を見守り続けます。今は少なくなってしまいましたが。この街を故郷としている人もいるので、彼らのためにも帰る場所を守りたいですからね。」

(PCの中に見返りを要求する人がいたら真珠とか海産物とかあげてください。)

 

松崎が見つめる夜の花畑の下で二人の少女の笑顔が飛び交います。このなんとも言えない光景は闇の世界に住む者にとって眩しく、平穏を望むのであれば是非とも守りたい光景でしょう。あなた達はこの休暇で少しは闇の世界の事を忘れられたでしょう。この出来事を胸に閉じ込め忍達の休暇は幕を引くきます。

 

ハンドアウト

 

PC【使命】(共通)休暇を満喫し仕事に戻ることが【使命】である。

 

PC1 【秘密】あなたは雲見の事を心配している。雲見を気遣うことがあなたの【本当の使命】である。

 

PC2 【秘密】あなたは新聞記者でもある。いつもあなたはスクープを書ける準備をしている。あなたはこのセッション中に忍法【号外】を取得している。(指定特技自由、効果は【怪文】と同じ)

 

PC3 【秘密】あなたは妖魔刈りを手とする忍である。最近この地方で妖魔の目撃情報があった。休暇中に遭遇したくないものである。

 

PC4 【秘密】あなたはフリーの忍である。仲間が少ないあなたはこの休暇の間もう少し仲間と関係を深めたいと思っている。あなたはこのセッション中【撫子】取得している。

 

PC5 【秘密】 あなたは今回の休暇のために色々な食品を買い溜めした。あなたはこのセッション中に【仙食】を取得している。(指定特技は自由でいい。)

 

PC6 【秘密】あなたはこの町の生まれである。昔はこの街に守護神なるものがいたらしいと聞いたことがあるのだが、今もいるのだろうか。

 

 NPC1 松崎 茂一 (まつざきしげいち) 58歳  

【使命】御神楽荘の主人である。普段は漁師もしている肌黒い初老男性である。

【秘密】

この【秘密】は受け渡しできない。(感情共有や忍法の効果はOK)

今朝タカアシガニも取れたので今日夕飯にはサプライズでタカアシガニを出そうと思っている。カニみそはじゃんけんに勝った人に山分けしようと思っている。サイクル終了時の通常マスターシーンでこのじゃんけんが行われる。なおこの秘密を所持しているPCだけはじゃんけんに勝利する。勝利したPCは追加【生命力】スロットを1点獲得する。

 

以下の【秘密】はNPC5石部の秘密を同時に所持していると公開される。

実はこの地域を治める土地神「黒大蛇」である。現在、石部美奈穂の願いに応え妖魔に命をむしばまれている雲見鯨を救うために町に特殊な結界を張っており術の進行を遅らせている。また妖魔の手先に松崎は監視されているため、この状況を打破できる助けが無意識に集まるように術を使い、事態に気づいてもらうために結界を張っている。結界が張られている間は外部に出入りはできない。またクライマックスフェイズはPC全員が雲見を狙う妖魔の【秘密】を所持している状態になると突入する。また結界には限界があり5サイクル終了時にクライマックスフェイズに突入できないと結界が瓦解し雲見鯨は死亡する。

 

NPC2 堂ヶ島 中三 (どうがしまちゅうぞう) 27歳

【使命】御神楽荘1号室に滞在している小説家の成人男性である。執筆活動を長期間こちらで行っている。

【秘密】実はここ1年間の記憶が抜け落ちている。【本当の使命】は自分の記憶を取り戻すことである。

 

以下の【秘密】はNPC3土肥の【秘密】を同時に所持している場合公開される

実は妖魔 過助熊にとり憑かれている。過助熊は自分に適応力の高い魂を持つNPC3雲見の魂を奪い進化しようとしている。また自身の部下にNPC松崎の監視をさせている。普段は実体化していなく、毎夜儀式維持のため通っている宿裏の森の洞窟の儀式場のみしか具現化しない。

儀式忍法 末波の法 【韻度】5 初期【念度】10

雲見の魂を取り込むための術式。5サイクル後にクライマックスに入らないと完成し雲見の魂を取り込む。また過助熊の【生命力】はこの儀式忍法が無効化されない限り【生命力】1より減少しない。ただし過助熊は【生命力】が1点になると妖術の特技が使えなくなる。またこの儀式は過助熊の【生命力】を0にしない限り再び発動する可能性がある。

 

NPC3 土肥 蘆高 (といあしたか) 28歳

【使命】御神楽荘3号室に滞在している出版社で働く成人男性である。堂ヶ島中三の担当で今回は打ち合わせにきている。

【秘密】

この【秘密】は受け渡し不可(感情共有や忍法の効果はOK)

実はある妖魔の手先である鬼童P191が取り付いている。妖魔の存在を隠すために、この宿に滞在している。この【秘密】とある【秘密】を所持していると追加の【秘密】を手に入れる。

GMへ NPC2の【秘密】の追加部分公開

 

NPC4 雲見 鯨 (くもみいさな) 17歳

【使命】御神楽荘2号室に滞在している女学生である。2年前に都会へ引っ越したが体調が悪化現在病用で帰省し知り合いである松崎の民宿に滞在している。

【秘密】

この【秘密】は受け渡し不可(感情共有や忍法の効果はOK)

あなたは自身の病気が異常なものだと知っている。ここ最近は以上に体中の感覚が明らかにおかしいのである。またあなたは自分以外の時間が巻き戻ってることに気づいている。

この秘密を所持しているものか背景【時の旅人】を取得しているPCは時間巻き戻りによる所持情報のリセットを受けなくなる。この【秘密】を取得したPCは【本当の使命】が「雲見を救う」に変更される。

 

NPC5 石部 美奈穂 (いしべみなほ)

【使命】この宿で夏の間住み込みで働いている女学生である。雲見の親友である。

【秘密】

あなたはどうしても雲見に早く良くなって欲しいと思っている。そしてこの近くの森にある社に願った。

 

この【秘密】とある【秘密】を同時に取得しているPCはある【秘密】を追加で入手する。

 GM PC1の【秘密】の追加部分公開

 

 背景

あくまでもPC達が時間ループしているという設定ですが、詳しく言うと雲見以外の結界内の時間を何倍も速くしており、見かけ上は雲見の時間に合わせるために一日ごとに空間ごとをリセットしているという状態です。一時的に記憶を思い出すことが出来なくなりますが肉体は記憶などを保持している状態です。結界内は外の時間とは違う時間が流れており、解除された瞬間元の時間と合流します。元々過助熊は都会にいた妖魔でしたが妖魔狩りにより弱り居場所を失い偶然見つけた雲見が自分の魂に同調しやすいことを理由に雲見を取り込むために呪術をかけます。術の進行は遅いため他の人間の堂ヶ島に取り憑き(金銭力のありある程度自由に行動しても不審に思われない人間が良かったので)雲見を監視していました。雲見は自身の体調を理由に(呪術のせいである)故郷に一度帰ります。もちろん監視のために過助熊も自らも出向きます。そこには偶然この地域の神 黒大蛇の拠点があったのです。過助熊は自分より弱いこの黒大蛇の霊脈(洞窟)を奪い取り呪術を早く終わらせるためにそこに術式を移し替えました。また黒大蛇がいなくなると霊脈自体がなくなるので4人の人間を人質に取りました。(NPC2〜5)黒大蛇が洞窟に夜行けなかったのは、ただでさえ弱い上に洞窟に行こうとしても土肥に取り付いてる過助熊の使いが民宿にいる人を殺してしまうためです。使い程度なら倒せるかもしれませんが、その前に宿の人間が殺される可能性が多いにあるので仕方なく過助熊の要求を受け入れてました。しかしこのままではいけないと思いPC達に助けを求めました。何故PC達かというと、以前この街に訪れたシノビであり黒大蛇が認知していたという設定です。また松崎自身も雲見の保護のために力を集中しているのでタイムリープの効果を受けています。また石部はループ中に雲見の呪術の緩和のために一部呪いを肩代わりしています。

 

初めての退魔編でテストもしてないで加減があいまいです。もしよろしければこのブログのコメント欄に意見をお願いします。