伊豆鹿のTRPGシナリオ置き場とか

伊豆鹿のTRPGシナリオ置き場とか

自分たちだけじゃできないシナリオをフリーで置いときます。シノビガミは基本ルルブからのシナリオとなります。

シノビガミシナリオ 真魂乱波 現代編 協力型 4~6人       4サイクル 中忍推奨 利用フリー

 

 

シノビガミシナリオ   真魂乱波 現代編 協力型

 

このシナリオはフリーで公開しています。二次利用などは記載元をかいててもらえば自由に使ってもらってかまいません。ギミック多いくせにわがままな中身となっています。あとRP重視だとつくづく思っております。

 

これは中忍頭以下、4~6人用を想定したシナリオです。4サイクルを見込んだ協力方シナリオです。しかし作者が真ながらTRPGをほとんどしない(できない)ため、難易度ががばがばの可能性があります。是非とも意見を頂けたら有難いです。PLが4~5人ならPCは6、5と順に削ってください。時間はテストしていませんがすっごくかかると思います。保険として3時間を目安にしてください。色字の所は基本PLにはセッション終了後に公開するものとなっています。

 

登場人物   NPCに対してすべての判定は可能   NPCはメインフェイズに行動しない

NPC1   羽矢 吉武 (はや よしたけ)  斜歯 上忍

設定・組織の計画阻止の為の少数部隊の隊長の老人男性。実はpcたちを一度罠にハメ、今回の組織に協力している黒幕であり、本名は一張 絶片 (いりばり ぜっぺん)、過去にPC1、NPC2の両親を殺害している。斜歯忍軍で異界研究を行っている。弓の名手である。

【使命】

羽矢はこの作戦の隊長である。羽矢の指名はこの作戦を成功させ組織の儀式計画を阻止することである。

【秘密】

実は組織に加担している忍者であり本名は一張絶片という。またPCたちを一度儀式に組み込もうとし退却させた張本人である。現在組織が行っている儀式を成功させる事が羽矢吉武の【本当の指名】である。このNPCの秘密を入手したPCは【儀式-上信魂同結】の秘密を入手する 。なお橘はこの秘密を知らない 。

【儀式-上信魂同結】の秘密

この儀式は完全起動すると発動時にいる周り街規模の生物の魂を生贄とすることで異界に繋がる扉を開く。現在この儀式は発動初期段階で周りにいるいくつかの忍の魂を本人が無意識のうち入れ替えさせている。(PC同士間で入れ変わっている。)

PCは自身の魂が入れ替わっている内は奥義が発動できない。この儀式は儀式の中心人物である一張絶片がクライマックスで生命力が0になると停止する。

「入れ替わり解除方法」

1サイクルに1人につき1回この情報を所持してる上、PCがお互いに【感情】を結んだPCを選択して、宣言を行い見事に当たっていた場合解除出来る。(確証がなくても可能、外れた場合は何も起こらない)

 

GMへ 成功した場合はPCに「みるみる力が沸き上がってきた」など明らかに戻ってきたような発言をそえてあげてください。

 

NPC2 橘 (たちばな)         斜歯大槌郡 中忍 

設定・名前はどっちでもいけそうな名前にしたのでPC2と逆の性別にした方がいいでしょう。もし同性にするならばPC2にあなたは同性愛者ですか?と確認をとりましょう。とても明るくフレンドリーな性格です。以前PC2と同じ忍務で幾度か助けてもらった事に恩義を感じており、PC2への好感度が高いです。またPC1同様に家族を幼い頃、一張に殺されており本人は拉致され忍者になるように育て上げられました。なお本人はそのことは覚えておらず。自分は羽矢 吉武の養子に取られたと思っています。一応ノーマルは女性扱いです。

【使命】

橘は羽矢の養子である。あなたの指名は今回の作戦を成功させることが使命である。

【秘密】

最近橘はあまりに冷酷な羽矢に使えることに対して嫌悪感を抱いており、自立したいと思っている。橘の【本当の使命】は新しい居場所を見つけることである。

また橘は以前任務でPC2に助けられ好意を抱いている。橘はPC2と【感情】を

結ぶ場合は友情を結ぶ。また橘に【情報】判定を行ったPCの全てはプライズ【九重玉】

を入手できる。またPC2がこの【秘密】を入手したら追加でプライズ【人生一番の大勝負】を取得する。

プライズ【九重玉】

橘が開発した忍具。このプライズを任意のタイミングで消費すると任意の相手と【感情】をお互いに結べる。効果は誰かが使用した時点で全体公開となる。

プライズ【人生一番の大勝負】PC2から一切移動することはない。

使用時全体公開

橘も自分への心情は良い。ここで勝負をかけてみよう。

このプライズを所持しているあなたは最終サイクル終了時橘に対して告白RPを行う。よいRPができたなら橘はPC2に対して愛情の【感情】を結ぶ。

 

GMへ プライズ【九重玉】を渡すときは快く橘が渡すRPをしてください。彼女は自分の忍具が多く使われることに喜びを感じる人物です。

また告白RPはとにかくPC2が橘を嫌うような、よほどひどいRPをしない限りは認めてあげてください。

 

NPC3 永良 梅喧(ながら ばいけん)  斜歯 中忍

設定・羽矢の部下であり裏の顔は一張絶片の忠実な下僕です。影ながら今回の計画の工作を行っています。

【使命】永良は羽矢に忠実な部下である。永良の【使命】は羽矢の指名達成をサポートすることである。

【秘密】永良は忠実な一張の右腕である。あなたの【本当の使命】は一張の指名を達成させることである。また永良は一張の指図により橘に傀儡の術を仕込んでいる。またこの【秘密】を所持していないPCは羽矢に対する【情報】判定に-1の修正を得る上、羽矢の【秘密】を他PCに受け渡した場合サイクルの終了時好きな【生命力】が一点減少する。

GMへ サイクル終了時の【生命力】減少のシーンは永良とは明らかにせずに「謎の黒い人影に襲われた」などと発言してください。

 

PCのハンドアウト

【使命】(PC共通)組織の儀式達成を阻止する

 

PC1【秘密】貴方は家族を一張絶片というシノビに家族を殺されている。貴方は今回の事件には一張絶片が関わっているらしい。復讐の機会である。貴方の【本当の使命】は一張絶片を見つけ倒すことである。しかし何故だろう今あなたは【奥義】を使用することができない。

 

PC2【秘密】貴方は橘と以前の忍務で関わってから好意を抱くようになった。貴方の【本当の使命】は橘に対して愛情の【感情】を持つことである。貴方は橘への【感情】を取得するときは自動的に愛情になる。また何故か今あなたは【奥義】を使用することができない。

 

PC3【秘密】貴方は上司から今回【儀式-上信魂同結】という儀式が行われていることを聞かされており、自身が儀式の影響で【奥義】がつかえなくなっていることを知っている。

またあなたは上司から渡されたプライズ【共鳴鈴】(きょうめいりん)を所持している。

またこの【秘密】を入手したPCは全員、プライズ【共鳴鈴】を取得する。

プライズ【共鳴鈴】 正しき魂を示す鈴。(ここからは各PC違う内容になる。)

PC1の場合 PC4に強く反応している。 PC2の場合     PC3に強く反応している。

PC3の場合   PC2に強く反応している。   PC4の場合     PC1に強く反応している。

PC5の場合   PC6に強く反応している。   PC6の場合     PC5に強く反応している。

 

GMへ重要事項 この秘密は絶対間違ってばらさないで下さい。1-4.2-3.5-6で入れ替わりが行われています。なお5人プレイの場合はPC5に以下の情報は取得されず、PC5奥義は使用可能の状態にある。PC3などこの秘密を知っていてもNPC2の秘密を所持してない限り入れ替わり解除は出来ない。

 

PC4【秘密】貴方はPC1の幼馴染である。PC1と数年ぶりに再会したが自分はケガで整形を行っているので、向こうが気付いていないかもしれないがPC1を慕っている。貴方は是非とも手助けをしたいと思っている。貴方の【本当の使命】はPC1の【使命】達成を手助けすることである。しかし何故だろう今あなたは【奥義】を使用することができない。

 

PC5【秘密】貴方は今回の事件の詳細を調べる忍務も与えられている。貴方の【本当の使命】は全てのPC、NPCの秘密を一度でも入手することである。

*しかし貴方は現在【奥義】が使えない状況である。(PLが5人ならこの【情報】はカット)

 

PC6【秘密】貴方は今回の忍務が初めて上司から単独で任命された忍務である。貴方は

この忍務で見せ場を作れば(功績点6点以上獲得)もっと出世できるだろう。貴方は見せ場を作れれば追加で功績点1点獲得する。

 

導入

ここはとある盆地にある地方にしてはやや大きな都市、乂灯(がいとう)市。PCたちはある大きな組織の大規模儀式計画を阻止するためにそれぞれの流派から招集された忍の軍団の一員である。しかしながら情報が漏れていたのか組織内に所属していた忍びの罠にはまり、一度引き返しはめになってしまった。

相手に手の内がばれ迂闊に大きく動けない各流派は数人を摘出しいくつかの合同少数の部隊を編成する事になった。PCたちはそれらに選ばれた忍である。

NPC1羽矢 吉武 (はや よしたけ)「我々はこの作戦の要となる重要な忍だ。諸君の技量に期待させてもらう。」などと言ってNPC3永良 梅剣と共に準備に取り掛かっていく。NPC1、3の【使命】公開後ここから各PC自己紹介と使命公開。

ただしPC2の紹介後に 「ねえねえキミって前あったことない?また任務できるなんて嬉しいよ。」といったあと他のPCに改めて紹介する感じで

NPC2橘の紹介が入る。以降他PCの紹介が入りメインフェイズに入る。

シーン表は好きにどうぞ。

 

以降フェイズ中の入れ替わりの解除と永良の秘密、三つのプライズの処理を忘れずに

 

最終サイクル終了時 マスターシーン

プライズ【人生一番の大勝負】の処理。

 

クライマックス前 マスターシーン

PCたちはいよいよ作戦を決行する。各部隊に別れ敵の儀式中心部の候補地を虱潰しが始まった。PC達の部隊の任務は順調に事を運んだ。どうやらあたりを引いたらしい儀式の中心部と思われる怪しげな光が清水のようにわいてくる術式がある暗い大部屋にたどり着いた。驚いたことにあたかも最初から何もなかったと思えるほど人の形跡がなかった。このことを不気味に思いながらも儀式の術式を破壊しようとするPCに突如矢が襲う。見るとそこには弓を手にした羽矢が立っていた。

羽矢「遂にこの時が来た。私の目標を達成する時が...私の計画がばれて、お主らが派遣されたかもしれないがもう遅い。あとはお前達を倒せば終わりだ。」

かすかな光しかない部屋で明らかな敵意ある羽矢の目が静かにPCたちの影に向けられている。また永良もPCに刃を向けている。橘はこの状況を困惑していたが羽矢がパチンと指を鳴らすといきなり床に崩れ倒れてしまう。すぐに立ち上がるがその動きは明らかに自分の意志ではなく、操り人形のようであり。目は新雪降る雪の夜の闇のような目で意識がないことが伺える。どうやら羽矢が傀儡の術を仕込んでいたらしい。

羽矢「残念な娘だ。子供だから生かしておいたものの、両親のように私を裏切ろうとするからこうなるのだ。お前はもうシノビではない。私の操り人形だ。私こそ一張絶片、斜歯忍軍で異界研究の最先端を行く者だ。」戦闘開始です。

戦場は平地

ここで【人生一番の大勝負】にPC2が成功していた場合PC2は【人生一番の大勝負】に

以下の追加情報を得る(全体公開)。以下の忍法を【人生一番の大勝負】の持ち主が取得します。

攻撃忍法 【愛の一撃】 コスト1 範囲3 指定特技 自由(発動事変更可能)

対象一人に対して接近戦攻撃1ダメージ。またダメージを受けた相手の傀儡状態を解除する。発動初回は回避不可で【奥義】でも妨害不可。また使用後もう一度攻撃忍法が使える。

 

一張ステータス 機神p188   

【奥義】

天竜【範囲攻撃】龍のようにうねる矢が標的全員を貫く。《火術》

亡者の舞踏【絶対防御】異界の技術が入ったからくりを盾にする《傀儡の術》

橘ステータス オリジナル

特技 《絡繰術》《仕込み》《壊器術》《砲術》《遊芸》《結界術》

【接近戦攻撃】指定特技《仕込み》

【呪礫】指定特技《仕込み》p79

【道具箱】装備忍法p88

【忍細工】装備忍法p88

【必中】指定特技《砲術》p79

【奥義】

非時香菓(ときじくのかごみ)【不死身】瞬間で霊薬を調合する。《仕込み》

忍具 【頑健】×1 【遁甲符】×1 【忍細工】×4

永良ステータス 狂的科学者p186

【奥義】ファイアウォール【絶対防御】《火術》

 

勝利条件は橘の傀儡が解除された状態で一張と永良を先頭脱落させるか、一張と永良と傀儡状態の橘を倒すことが条件です。

 

GMへ 橘は【愛の一撃】を受けるか橘が戦闘から脱落するか一張の【生命力】が0になると傀儡が解除されます。【愛の一撃】で解除させた場合PCに操作権が移り味方になります。その時ハリウッド的な「あたし何してたんだ」「おい、ボケっとすんな」RPを入れましょう。また傀儡戦闘時は【必中】か【奥義】のみの使用となります。また基本PCが【クリティカルヒット】連発なら頑張って一張を【絶対防御】二枚掛けとかで守ってください。なるべく死なないうちに大絡繰を使ってください。ただし万一PCが橘の傀儡を解除できなかったら慈悲で大絡繰をやめてもいいです。

 

PC達が全滅した場合  町が消し飛びます。(キャラロスしなくてもいいです。)

 

PCたちが勝利したもののまんがいち 【人生一番の大勝負】が失敗した場合忍務が終わり次第橘はすぐどこかへ行ってしまうでしょう。

 

PCが【人生一番の大勝負】に成功させ、勝利した場合はハッピーエンドです。橘は新たな居場所を見つけられるでしょう。PC達は祝福してあげてください。